吉野杉を専門に取り扱う製材所「高橋商店」では、造作材・構造材・建具材・板材などを製材しています。
優良材である吉野杉は奈良県の銘木として知られていますが、「銘木」とは一体何を指すのでしょうか?銘木には同じ読み方をする「名木」という言葉もありますが、それぞれ異なる意味を持ちます。こちらでは、「名木」と「銘木」の違いに迫ります。
名木とは、樹齢を経た大木のことを指し、神社やお寺などでよく見られます。また、その土地ならではの生活や風習、信仰といった中で人々と密接な関係を持って親しまれてきた樹木、歴史的に意味を持つ樹木なども名木として分類されます。
名木を簡単に言うと、“地面から生えている価値ある木”のことです。
枯れたり倒れたりした古い樹木や名木などから良質な部分だけを取り、人の手によって木材として再生させた樹木を「銘木」と言います。一般的な木材よりも材質や形状、色、艶、木目などが非常に優れており、木材としての価値は高めです。
銘木の条件はこれと言って決まりはありませんが、200年以上もの樹齢がある樹木を銘木と指すことが多いです。また、芸術性の高い木目を持つ木材、自然の力によって珍しい趣を持つ木材も銘木とされています。
日本を代表する銘木は吉野杉をはじめ、屋久杉や秋田杉、霧島杉、春日杉などがあり、主に構造材や造作材、建具材といった建築材として広く用いられています。
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